妊活鑑定の見方

干支九星術における、妊活鑑定

堀江です。

 

今回は、妊活鑑定について、私の思うところを述べてみます。

 

干支九星術は、まだまだマイナーな占術です。

 

参考文献も少なく、干支九星術を用いて鑑定している方も少ないと思います。

 

この文章を読むご縁がある方の、何らかの参考になれば幸いです。

 

 

 

私の鑑定で一番多いのは、仕事運。

 

恋愛占いはめったにありません。

 

でも、仕事運の次に多いのがなぜか、妊活のご相談。

 

妊活の鑑定について、これまでの経験の中からポイントを抜き出してお伝えします。

 

後半に、妊活の鑑定例をお示しします。

妊活鑑定のチェックポイント5選

チェックポイントは、以下の5つです。

 

 

 

(1) 流年法及び流月法の、結婚した時期

 

(2) 鑑定盤上の六白及び二黒、一白の吉凶

 

(3) 相談者の両親の、相談者に対する影響

 

(4) 相談者の生年月日による結婚の可否と吉凶

 

(5) 供養等

 

(6) 妊活対象者および配偶者との相性

 

 

 

一つずつ説明します。

流年法及び流月法の、結婚した時期

流年法及び流月法とは、干支九星術での大運(一生を通じての全体運)を示すものです。

 

結婚した時期の運勢が、妊活に影響します。

 

特に暗剣や破れがついている時期だと、影響が出ます。

鑑定盤上の六白及び二黒、一白の吉凶

九星の象意から判断します。

 

象意は無数にありますが、妊活に関係の深いものを上げます。

 

六白(赤ちゃん:命:父親:先祖)

 

二黒(母:妻)

 

一白(子ども:家庭:不妊:病気)

 

鑑定盤で、上記の九星が吉なのか凶なのかを見て判断します。

相談者の両親の、相談者に対する影響

これは、実はあまりやりません。

 

相談者が、両親のことについていろいろ話す場合に、用います。

 

「親がヤイヤイうるさい」とプレッシャーになるのはよく聞く話。

 

両親の生年月日を確認して、年命の九星や十二支を中心に判断します。

相談者の生年月日による結婚の可否と吉凶

こちらは、少し説明が必要です。

 

相談者から妊活の可否を調べる場合があるのです。

 

 

 

ほとんどすべての場合、妊活のご相談は妻、女性がお見えになります。

 

妊娠を希望されているご本人です。

 

それは当然ですが、鑑定では本人以外の人物がお見えになる場合があります。

 

例えば、母親が娘の妊活鑑定に来た、とか。

 

これはよくあります。

 

 

 

後者の場合、もちろん妊娠を希望されている人物も調べますが、鑑定にお見えになった方の星から調べる場合も、あります。

 

ちょっとしたコツです。

供養等

これは、端的に言えば墓参りや回忌を定期的に行っているかどうか、です。

 

鑑定盤では、主に坤宮や乾宮、兌宮、艮宮。

 

九星では二黒や六白、七赤、八白を調べます。

 

 

 

「子どもを授かることは、ご先祖様から続く命のバトンリレーみたいなものです。だから、お墓関係はちゃんとなさったほうがいいですよ」とお伝えしています。

妊活対象者および配偶者との相性

鑑定は、鑑定盤に書かれていることを重視します。

 

ただし、他の要素も考慮に入れることがあります。

 

女性の命式(生年月日)や配偶者との配列により「授かりやすい」「授かりにくい」と一定の判断はできます。

 

 

 

詳細は、ここでは略します。

 

理由は「この記事を読まれる方の悪い暗示になってはいけない」と思うからです。

 

ご自分と配偶者の生年月日を調べて「私たちって授かりにくいんだ」と思ってしまうことの悪影響を避けたい。

 

 

 

もし私の鑑定を受けられた方が、そういう命式だとしたら?

 

対応策をアドバイスします。

 

鑑定が当たるかどうかより、心からお子様を望まれているなら、そちらを優先すべきだと思います。

妊活鑑定例

それでは、妊活鑑定例を1つご紹介します。

(今回は説明を簡潔にするため、鑑定盤は日盤と時間盤のみ、および命式は年命のみにします)

 

妻:丙子四緑年

 

夫:乙亥五黄年

 

 

 

半年ほど前から妊活を始めたが、授からない。

 

夫も子供を望んでいる。

 

 

 

日盤は妻が離宮、夫が坎宮にいてあまりいい感じではありません。

 

四緑に暗剣がついているので、妊活より夫婦仲大丈夫か?という卦です。

 

 

 

妻は四緑なので先ほど伝えたように暗剣で弱い。

 

夫も坎宮にいるので土剋水で弱い。

 

夫の奥免法は三碧と一白破れ、四緑暗剣。

 

仕事運も良くないし、場合によっては年下の女性との色情(浮気)もあり得る?

 

 

 

決め手に欠けるので、犯人探しではないが妻と夫どちらを整えればいいか?を占断することにしました。

 

鑑定上のコツとともに、説明します。

 

様々な占断法がありますが、日盤と時間盤を用いて、宮と十二支の場所を往復させる方法です。

 

十二支は主に身体面の作用を作用するので、このやり方を用います。

 

 

 

夫は日盤坎宮にいるので、時間盤坎宮に流すと九紫亥。

 

亥がいるので、日盤の亥がいる宮に戻すと坤宮、六白亥。

 

日盤坤宮から時間盤の同じ宮に流すと一白子。

 

妻は日盤離宮にいるので、時間盤離宮に流すと八白戌。

 

戌を日盤に探すと坎宮。五黄戌。

 

日盤坎宮から時間盤坎宮に流すと九紫亥破れ。

妻のメンタル面か、仕事面が妊活に多く影響していると思われました。

 

実は、妻は最初転職のご相談でお見えになったのです。

 

転職がうまくいけば少し負担も減ることでしょう。

 

 

 

次に、鑑定盤に基づいて対応策を1つお伝えしました。

 

妻が奥免法で持っている八白(跡継ぎ)、または夫が持っている三碧(長男)をどうやったら生かせるか?

 

先ほどと同じように日盤と時間盤を往復させます。

 

夫(三碧)

 

日盤艮宮

 

 

時間盤艮宮七赤酉

 

 

日盤離宮四緑酉暗剣

 

 

 

時間盤離宮八白戌(午在位)

妻(八白)

 

日盤巽宮

 

 

時間盤巽宮三碧寅暗剣

 

 

日盤中宮九紫寅

 

 

時間盤四緑午

私は、これらを見て日盤八白がある巽宮(四緑)が使えるなと占断しました。

 

巽宮は日の巳も乗っています。

 

南東か、巳が使える。

 

じゃあ、一石二鳥の弁天様だ。

 

 

 

「おまじないを1つお伝えします。弁天様にお参りして下さい」

 

『べんてんさまって何ですか?』

 

「正式には弁才天と言います。七福神のうちの一人です。

 

自宅から近くにある弁天様を探して、定期的にお参りして下さい。

 

時間はかかるかもしれませんが(四緑)、お子様は必ず授かりますよ」

 

『わかりました。ああうれしい!早速弁天様を探して、お参りします』

 

 

 

お客様の表情がパーッと明るくなり、瞳に輝きが出てきました。

 

今日初めて見せた、素晴らしい表情です。

 

この表情が続けば、コウノトリもやってきてくれることでしょう。

 

 

 

以上、妊活鑑定について思うところをお伝えしました。

 

干支九星術を学ばれている方に、少しでもお役に立てましたら幸いです。

 

それではまた。