堀江です。
傾斜法(けいしゃほう)と呼ばれる、気学での鑑定法があります。
年月日の盤を使います。
生まれ年の九星が、生まれ月のどの場所(宮)にあるかを調べます。
そして、生まれ月にある場所から、生まれ年と生まれ日の同じ場所にある、九星の意味を調べます。
傾斜法は主に、性格判断の1つに用います。
文章だけだとわかりずらいので、先日某占い館にて鑑定していた時の例を挙げます。
相談者
生年月日 2001年12月1日
巳八白年 亥二黒月 戌八白日
手書きでしかもアラビア数字で読みにくいですが、実際の鑑定時に使用した盤です。
一番上が年盤、その下に月盤、日盤の順です。
青い○が傾斜法です。
結論から言えば、この方は坤宮(こんきゅう)傾斜となります。
ただ、月盤に暗剣殺がついています。
月盤から年盤と日盤の同じ場所を見ると、年盤も日盤も五黄です。
この方は大学3年生で、向いている職業を調べてほしい、とおっしゃいました。
鑑定時間も短く、他の要素を見る余裕もなかったです。
「コツコツと地道に積み重ねるようなお仕事が向いていますよ」と伝えました。
すると、お客様はビックリするような大声を出しました。
私は営業でバリバリ外回りをしたいんです!
私は、例えば外回りではなくカウンター営業は?と尋ねてみました。
外回りより、お客様に来ていただく方が坤宮傾斜に向いているので。
いえ!私は男性と同じように外回りでバリバリ仕事を取ってきたいんです!
私は、ご本人の希望する仕事をするのが一番ですが、さっき説明した点を注意してくださいね、と伝えるにとどまりました。
残り時間、他の鑑定をしましたが、ことあるごとに「営業やっちゃダメなんですか?」と繰り返し質問されました。
暗剣殺と五黄が乗っていると、マイペースで自分の道を突き進むことになりやすいです。
ただ、五黄の本質で、ブルドーザーのようにやりたいことを貫く傾向もあります。
その意味で言えば、営業でもなんでも本人にやりたいようにできます。
そのこと自体に、良くも悪くもはありません。
蛇足ですが、画像にある赤い○については、またの機会に説明します。
この方は、母親関係で家庭に問題があります。
または、先祖供養に問題が垣間見られます。